発達障害について
こだわりの強さや融通のきかなさ、落ちつきのなさ、は誰にでも多少あります。
この特性が強くて日常生活に支障をきたすと、「自閉症」、「注意欠陥多動」
などの発達障害と診断されることがあります。
こどもの運動・認知能力の発達はひとりひとり違いますが、
それは集団生活が始まるとよくわかります。
自閉症や注意欠陥多動などの特性があると、その子が過ごしにくかったり、
周りの子が困ったり、ということが目立つようになります。
明らかに支障がある場合、早期に専門施設へ受診し、
評価・助言・カウンセリング・療育などを受けるべきです。
薬物療法が行われることもあります。
就学後は特別支援を受けることで、よりよい発達が期待できます。
どんな子でも、その子のいいところを周りが認めること、苦手なところを
サポートすること、が必要です。おだやかで楽しい環境、体をつかった外遊び、
バランスのとれた食事、睡眠、本の読み聞かせ・音楽・芝居など
情緒への働きかけ、なども大切です。
発達障害は、学年が進むにつれ、ゲーム依存、不登校、時に摂食障害
などにつながることもあり、家族を含めたサポートが必要になります。
※当院ではこころのカウンセリングは現在おこなっておりません。